ご挨拶
令和7年6月11日(水)から13日(金)に、第109次日本法医学会学術全国集会を久留米市で開催することとなりました。全国集会(総会)は、大正 3 (1914) 年にはじめて開催され、空襲や大震災などによるわずか3回の開催中止を経て今回109次を数えます。当地においては、24年前の平成13年に木村博司先生が第85次、さらに遡ること17年、昭和59年に原 三郎先生が第68次総会の会長として開催されました。
本学術集会では、岩楯公晴教授(東京慈恵会医科大学)、西田尚樹教授(富山大学)(50音順)のお二方に特別講演をお願いしました。また、理事をはじめ会員の皆様のご協力を得て現在行っている学会の活動や、経験、知識をシェアし次の世代に繋ぐという視点に立ったシンポジウムを予定しています。専門や立場を問わず参加者の皆様がより多く収穫を得られる学術集会となるよう準備を進めております。
久留米市は人口1万人あたりの焼きとり店の数が全国で一番多く、豚骨ラーメンの発祥の地とされています。さらに市内には15軒もの造り酒屋があり、城島地区は京都市、神戸市と並び「日本の三大酒どころ」と呼ばれています。過去2回は石橋文化センターで開催されましたが、今回は平成28年に開館した久留米シティプラザを会場といたします。繁華街の目の前に立地しておりますので、学会場を離れたら是非B級グルメをご堪能ください。また久留米は、学問の神様、菅原道真を祀る「太宰府天満宮」や水郷柳川へのアクセスも良い地です。多くの会員の皆様のご参会をお待ち申し上げます。
ここに、令和6年能登半島地震により亡くなられた方々のご冥福と、被災された皆様、ご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。皆様のご健康と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
- 令和6年7月
- 第109次日本法医学会学術全国集会
- 会長 神田 芳郎
- (久留米大学医学部法医学講座 教授)